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2007-12-04 ニュース

オレオケミカル製品の値上げ(化学工業日報2ページ)

新日本理化は12月21日出荷分よりヤシ系脂肪酸などオレオケミカル製品全般を値上げする。
ヤシ系脂肪酸が1キログラム当たり25円以上、天然系高級アルコール同25円以上、不飽和アルコール同25円以上、硬化油・ステアリン酸同25円以上、グリセリン同40円以上、界面活性剤(ノニオン、アニオン、両性)は純分換算に応じての値上げとなり、その他各種エステルなどオレオ製品全般が対象となる。
原油価格の高騰に連動して、植物油脂の価格が10月中旬からさらに上昇している。海外牛脂相場は高値で安定しており、国内油脂は食用・飼料用油脂の旺盛な需要により、今夏からショート状態が続いている。グリセリンはBDF減産による供給タイトに対しエポキシ樹脂・トイレタリー原料向けに需要が拡大し、国際的な需給アンバランスが発生している。さらにオレイン酸も市況が上昇。ナフサ高騰によりユーティリティーコストも上がっているため、既に企業努力で吸収できる範囲を超えており、安定供給を図るためにも価格修正をする。パーム核油相場は1,150ドル前後を推移しているが、今回の値上げはベース相場を1,100ドルとしている。

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