新日本理化グループのCSR
/ NJC CSR /

私たちは、事業を通して社会価値を創造することが経営理念の実現そのものであると考え、
持続可能な社会の実現と新日本理化グループの持続的な成長を目指します。

ESG事務局長メッセージ

より豊かでより健やかな社会を未来に繋ぐ

執行役員経営企画部長 兼
CN推進室長 兼
ESG事務局長
木原 義博

 新日本理化グループは、より豊かでより健やかな社会を未来に繋ぐため、事業を通して持続可能な社会の実現を目指すことをCSRと捉えています。
 しかしながら、私たちを取り巻く環境は、地球温暖化に伴う異常気象や自然災害の激甚化、新型コロナウイルスによるパンデミック、ロシアのウクライナ侵攻に代表される地政学リスクの高まりなど、先行きの不透明さを増しています。このような時代において、私たちは改めてESGの重要性と、それを実践することが企業のレジリエンスを高め、そして成長をもたらすことを認識しました。
 現在、2021年度にスタートした5カ年の中期経営計画のコンセプト「環境・社会・人(命)に関わる課題に果敢にチャレンジし、価値創造企業を目指す。」のもと、ESG活動の強化に取り組んでいます。初年度の2021年度には、CSR委員会を発足させ、本委員会においてESGの重要課題を設定しました。続く2022年度は、重要課題への取り組みを本格化させ、特に環境や人材に関する施策を重点的に推進しました。

環境への取り組み

 私たちは、温室効果ガスの排出削減、循環型経済の促進など、事業における環境負荷の低減および環境価値の創造に取り組んでいます。2050年のカーボンニュートラル達成に向け、全社横断型の組織としてCN(カーボンニュートラル)推進室を立ち上げました。CN達成に向け、製造プロセスでの燃料効率向上の取組みに加え、再生可能エネルギーの調達を進めています。研究開発においては、石化由来原料からバイオマス原料への転換に関する研究など、非石化製品群の拡大と需要開拓に取り組んでいます。そのほか、リサイクルプラスチックの成形性を向上させる樹脂添加剤など、循環型社会への貢献が期待できる製品開発を複数進めています。

人材への取り組み

 私たちは、人材こそが企業価値向上の源泉であるという考えのもと、多様な価値観を持つ社員が各々の強みを活かして持続的に成長できるよう、人材への投資を積極的に行っています。たとえすぐに結果が出なくとも、困難な課題に果敢にチャレンジした人を高く評価する人事評価制度の導入や、学ぶ意欲のある人を手厚く支援する教育制度の構築に加え、多様なバックグラウンドを有する人材の採用と登用など、個と組織の活性化に向けた施策を推進しています。

 2023年度は、これらの取り組みをさらに強化し加速させるとともに、ダイバーシティにとどまらないインクルージョンの推進のほか、地域社会との連携拡大、企業活動のベースとなるコーポレートガバナンスの強化などに取り組みます。
 より良い未来を創造するため、経営理念「私たち新日本理化グループは、もの創りを通して広く社会の発展に貢献します。」のもと、CSRを通してサステナビリティへの取り組みを推進してまいります。

CSR方針

当社グループは、経営理念を上位概念とし、企業活動の姿勢を示すCSR方針と実践するための行動規範を定めております。

1.社会課題の解決 社会課題の解決に事業を通して貢献することで企業の持続的な成長を目指します。
2.環境への責任 事業活動の環境影響に責任を持ち、地球環境と調和した事業活動を行います。
3.安全への責任 安全を事業運営上の最優先に位置付け、職場と地域社会に安全・安心を提供します。
4.人権の尊重 基本的人権を尊重し、あらゆる差別、不当労働やハラスメントなどの非人道的な行いを排除します。
5.企業統治の責任 健全かつ透明度の高い経営に努め、全てのステークホルダーの理解と信頼を深めます。
6.従業員への責任 従業員の自己実現を支援し、安全で働きがいのある職場を創ります。

CSR推進体制

 全社横断的にCSRを推進する組織として、代表取締役社長を委員長とし、各本部長および国内連結子会社社長で構成されるCSR委員会を設置しています。CSR委員会では、CSRの取り組みについて審議・協議しています。

委員会の主な業務

  • CSR方針およびCSR年度目標の策定
  • ESG活動の推進
  • CSRに関する教育、啓蒙活動
CSR委員会

CSR重要課題

 当社グループが目指すCSRを実現するため、経営理念のもと、経営ビジョン・中期経営計画とCSRを関連付け、事業戦略として取り組むCSR重要課題を定めました。 中期目標、年度目標を設定し、CSR重要課題に取り組んでおります。

CSR報告書2023「CSR重要課題」

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